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ここまでの記事で何度かご紹介してきたAI。
とっても便利ではあるのですが、「なんか返答がイマイチだな…」と感じたことはありませんか?
もちろん、AIには限界があるので「できない回答」もあるわけですが、私たちが、「AIのスペックを使い切れない“使い方”をしている」なんてことも…?
今回の記事では、
・無料版
・数千円程度のAI
・テキスト生成AI
を前提にご説明を行います。
優秀なプロンプトとは?
AIに出す指示を、「プロンプト」といいます。
AIに対して出すプロンプトは、「指示メモ」や「相談メモ」だと思っていただいてOKです。
そして、AIが正しい答えを出せるようなプロンプトを作る能力を「プロンプトエンジニアリング」といいます。
以下に紹介する6つのコツを守って、安定したプロンプトを書きましょう。
①最初に目的を一文で決める
AIに何かを頼むとき、まず考えるべきなのは「何をしてほしいのか」です。
「社内向けの文章を考えてほしい」
「この文章を整理して、要点を抜き出してほしい」
のように、一文ではっきりと目的を指定します。
②背景を説明する
依頼をする理由や背景を簡単に伝えます。
AIはあなたがその行動をしようとしている背景を知りません。
例えば「AIの情報を集めたい」という目的に対して、
「下調べのための情報収集?」
「社内資料作成のため?」
等、事情によって、知りたい情報の粒度は変わってくるはずです。
AIは、今回の問い合わせの背景を知りません。背景を説明すれば、状況に合った答えを出しやすくなります。
③誰向けの内容か?
文章や説明は、読む人によってちょうどよい形が変わります。
そこで、
「新入社員向け」
「社外の人向け」
「詳しくない人向け」
など、想定する相手を伝えます。
これだけで、難しすぎる表現や、逆に簡単すぎる説明を避けやすくなります。
④出力方法の指定
「文章で」
「箇条書きで」
「一覧で」
や
「長くていいのでできるだけ詳しく」
「流し読みできるように短文で」
等の指定しましょう。
⑤一度で完成させようとしない/修正前提で指示する
情報収集や資料の作成の際には、
「たたき台を出してもらう」
ところから始めるのが良いでしょう。
その後、
「ここを詳細にしてください」
「この表現は初学者向けに変更してください」
と修正を重ねる方が、結果的にあなたのイメージに沿った結果を得ることができます。
⑥ソースを指定する
AIは世の中のデータをもとに回答を行います。
世の中には、出どころ不明な情報もあるわけで、そうしたものから情報をとってきてしまうこともあり得ます。
「日本政府が発行している資料から情報を取得して」
「2025年以降に発信されたもののみ参照して」
「情報を取得したソースを明示して」
等、情報の発信元を指定すると、回答の信頼性が高まります。
また、回答に事実と異なる内容が混ざることを避けたい場合は、
「推測はしないでください」
「不確かな場合は、その旨明記してください」
等指示するとよいでしょう。
さいごに
いかがでしょうか?
このコツを読んでいて、感じたことはなかったでしょうか。
そう、
「部下/後輩に指示を出すのに似ている!」ということです。
部下/後輩は、初めから職場の背景や、あなたの好みを知っているわけではありません。
・背景を明らかにすること
・どの程度の粒度の成果を欲しているのか示すこと
・最初から完成を目指さず、まずは概要を提出させること
・指示はあいまいな表現を避け、具体的に
等、新人指導の際に行うことではないでしょうか?
AIは、万能の道具と思われがちではありますが、あなたの心を読むわけではありません。
丁寧に指示を出して、イメージ通りの成果を得ましょう。