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生成AIの正しい活用方法

前回、生成AIの基本についてご紹介しました。
生成AIはとても便利なもので、「なんでも答えてくれるすごい機械」「人の仕事を全部代わりにやってくれる存在」そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし、生成AIは魔法のような存在ではありません。
生成AIは人の代わりになるものではなく、人を助けるための道具です。
基本的な考え方としては、“便利な相棒”のような存在と捉えていただくとよいでしょう。
この考え方を踏まえたうえで、今回は、より実用的な活用例と、使用時に気を付けたいポイントについてご紹介します。

生成AIはいつ・どんな時に使えるの?

仕事や日常の身近な場面で使える、代表的な4つの活用例をご紹介します。

文章を考える・整える

生成AIが得意なのが、文章作成のサポートです。

「最初の一文が思いつかない」「言い回しに自信がない」といった場面で、下書きを作る相棒として活用できます。

  • メールやお知らせ文のたたき作成
  • 長い文章を短くまとめる

アイデア出し・考えを広げる

相談相手や壁打ち相手としても活用できます。
一人で考え込むよりも、誰かに相談する感覚で使うことで、新しいヒントが得られることがあります。

必ずしも正解を出してくれるわけではありませんが、「考えるきっかけ」をくれる存在として、とても便利です。

  • キャッチコピーやタイトル案を考える
  • 行き詰まったときに別の視点をもらう

③ 調べものや要点整理の補助

情報を整理して情報を整理して、わかりやすく説明することも得意です。
情報を集めるだけでなく、その内容を噛み砕いて理解する手助けをしてくれます。

  • 難しい内容をやさしく説明してもらう
  • 長い文章や資料のポイントをまとめる

日常生活でのサポート

仕事以外の場面でも活躍しています。

日常生活の中でも、考える手間を減らしてくれる存在として活用できます。

  • 献立や買い物リストを考えてもらう
  • 旅行や休日の過ごし方のアイデア出し

生成AIを使いこなすために気を付けたいこと

安心して使うために、知っておきたい5つのポイントをご紹介します。

情報が必ず正しいとは限らない

インターネット上に公開されている多くの文章や資料を学習し、過去に学んだ情報をもとに文章を作成しています。学習に使われている情報の中には、古い内容や十分に確認されていない文章、書いた人の考えや憶測が含まれている可能性があります。

そのため、内容がもっともらしく見えても、間違った情報が含まれることがあります。

事実と推測が混ざっていないか、注意が必要です。

生成されたものは必ず確認する

生成AIが作成した文章は、あくまで下書きやたたき台として捉えることが大切です。
 文章として自然で読みやすく見えても、その内容が自分の意図と合っているとは限りません。

表現が適切かどうか、伝えたいニュアンスが正しく反映されているか、受け取る側に誤解を与える可能性がないかを、必ず自分の目で確認しましょう。

個人情報・社内機密情報を入力しない

入力した内容は、AIにそのまま送信され、情報漏洩につながる可能性があります。
「入力しても問題ない情報かどうか」を、一度立ち止まって考えることが大切です。

次のような情報は入力しないでください。

★個人名・電話番号・メールアドレス

★顧客情報や契約内容

★社内の資料や未公開情報

すべてを任せない

AIは状況の背景や細かな事情、相手との関係性までを理解して判断しているわけではありません。

とても便利なため、つい頼りすぎてしまいがちですが、それは誤りや思わぬトラブルの原因になります。
判断が必要なことや、責任が伴う内容、最終的な決定が求められる場面については、必ず人が判断する必要があります。

問題が起きた場合、責任を取るのはご自身です!

ハルシネーションに注意

ハルシネーションとは、 AIが誤った情報を、さも本当のように自信満々に答えてしまう現象です。

生成AIは、人のように内容の正しさを確認したり、事実かどうかを判断したりしながら回答しているわけではありません。情報があいまいな部分を補うために、もっともらしい内容を推測で補ってしまうことがあります。「文章として自然につながるかどうか」を重視して回答を作成しているにすぎません。
特に、専門的な内容や最新の情報、細かなルールや条件が関わる話題については、ハルシネーションが起こりやすくなるため注意が必要です。

AIの未来

生成AIは、これからさらに身近な存在になっていくと考えられています。
特別な人だけが使うものではなく、仕事や生活の中で自然に使われる場面が増えていくでしょう。
わからないことがあれば調べる前に聞いてみる、文章や資料を作る前にたたき台を考えてもらうなど、「まず生成AIを活用する」という使い方が一般的になっていくかもしれません。

生成AIは、私たちの働き方や情報との向き合い方を、少しずつ変えていく存在になっていきます。

さいごに

生成AIは、仕事や生活のさまざまな場面で私たちの負担を軽くしてくれる便利な道具です。
一方で、生成AIがどれだけ進化しても、状況を判断し、最終的な決断をするのは人です。
相手の気持ちを考えたり、責任を持って選択したりすることは、AIには任せることができません。

「考えること」「決めること」は人が行い、生成AIはあくまで手助け役として使う。
その距離感が大切です。
“生成AIを使うかどうか”ではなく、“生成AIをどう使いこなすか”便利さと注意点を理解したうえで、自分に合った形で、無理なく取り入れていきましょう。

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